夢遊
うちの子が夜寝る時に
「コワい夢見るから寝るのがこわいよー(ノ_-。)」って泣いて
なかなか眠れません。。。っと、自分のこどもの頃を思い出し、
「外に星を見に行こう」って、抱っこして外に。
星を見ながら、しばらく二人で話しをしました。
「そろそろ寝ようか」って言うと、「うん」って、
部屋に戻るとすぐに寝ちゃいました。
自分はこどもの頃、夢遊病になったことがあって・・・
風邪ひいて小学校を休んだとき、その日は真冬でスゴい雪の日でした。
部屋で寝てると、母親が「イチゴ食べる?」って部屋に入ってきた。
耳では確かにそう聞こえたんだけど、頭の中で聞こえたのは
「おまえをベランダから突き落としてやる!」って言葉で
もの凄い恐怖を感じてる自分がいた。
ガバッ!と布団から飛び起きてベランダに飛び出すと、
「お母さん、ボクをここから突き落とそうとしてるの?」って言ってる自分がいる。
で、母親が「何訳のわからないこと言ってるの!」って心配されてるのに、頭の中で聞こえるのは
「そうだよ!おまえをそこから突き落としてやる!」って感じになっちゃう。
すると「わぁーーーーー!」って母親を突き放してパジャマのまま階段を飛び降りて
玄関から飛び出して、裸足で雪が積もった道を必死に駆けってる自分がいました。
かなりの距離を走りました。
途中で我に返って立ちすくんでいると後ろから追ってきた母親が
「どうしたの!?」って泣いてた。びっくりしたんだよね。。。そりゃそうだ。。。
でも、自分でも何で??って感じ。記憶はあるのに何でそうなったのか解らない。
それからしばらくの間いろんなことが続きました。
ある夜は深夜に起きて来て独りでリビングのテレビをしばらくジッと観てたとか。
番組も終わって砂嵐の状態だったのに・・・
ある夜は寝ている親の所に行って「ちょっとそこまでセミを捕まえに行ってくる!」って宣言したり
「そのセミこんなデッカいんだよ」とか両手いっぱい広げて説明してみたり。
ある夜は突然目が覚めるとおでこのところに60からカウントダウンしていくデジタルが見えて
0になった時に自分は死んじゃう!って暗示がかかったり。(これがとにかくコワかった)
他にもいっぱいあったんだけど、当時は本当に夜寝るのがコワかった。
本気で「なんで人は寝ないといけないのー」って泣いてたし。
発育途上の繊細な幼児期に多く見られるらしいですね。 繊細な。
人に話すと、「なんか怖い・・・」とか言われたけど
普通に元気にスクスク育ちました。
で、そんな時、親父が「外に星を見に行こう」って、毎晩優しく連れ出してくれて
自然に寝るのがコワいと思わなくなっていったみたい。
そんでうちの子にも同じことをしてみようと思って。。。
寝るのがコワくなくなればイイな。